コイル平均径と材料直径、又はコイル半径方向の幅との比率を言います。
ばねに単位の変形(たわみ又はたわみ角)を与えるのに必要な力またはモーメントを言います。
単位はN/mm
耐熱性、耐食性に優れており、一般には冷間圧延などによって必要な性質にしたもので、 ばね用ではオーステナイト系、マルテンサイト系析出硬化系などがあります。
この他、フェライト系がありますがばね用には用いられていません。
ばね用に用いる線、又は線材の総称です。
ピアノ線、硬鋼線、ステンレス鋼線、オイルテンパ線などがあります。
りん青銅は、銅・亜鉛系の代表的なばね材料で古くから用いられています。
燐は脱酸のために添加されるものでありますが、0.03~0.35%の含有は硬さや耐摩耗性 を高めるものと言われています。
ばね性は黄銅より優れ、低温焼きなまし形のばね材料です。
用途としては、スイッチ類、リレーなどに多く用いられます。
ピアノ線材を用い、通常所定の寸法に伸線した後、パテンチング処理ののち、冷間伸線して 仕上げられた鋼線です。
高級線ばねに用いられています。
引張コイルばねのことでコイル中心線方向に引張荷重を受けるばねのことを言います。
左ねじと同じような巻方向又は、時計方向の反対回りを言います。
(コイルばねの座の一方を自分の方へ向け片方の座の方向への巻方向が左旋回 していること)
1.コイルばねの中心線を含む断面で互いに隣り合うコイルの中心線に平行な材料断面の 中心距離を言います。
2.一般的には、同形のものが等間隔に並んでいるとき、その間隔を表す方法で、穴と穴、 山と山、歯と歯の間隔を言います。
コイル中心方向に引張荷重を受けるコイルばねです。
引きばねとも言います。
引張掛部の形状は色々あります。
引張荷重を受けるばねの総称です。
狭義には引張コイルばねを言います。
1.かぎ状のものの総称で、留め金、自在かぎともいいます。
2.引張コイルばねに荷重又は、引掛ける為の掛金部です。
引張ばねのフックの位置のことで、フックの立ち上げ部位、長さ、両端のフックの平行度及び、 直角度などのフック成形状態をいいますをいいます。
引張ばねなどのフックの高さ、又は長さのことです。
冷間成形ばねで、主に低温焼きなましと同じ目的の処理を行うことを言います。
この加熱によって金属の表面は、黄色又は青色の酸化膜を生じることからこの名前が 付きました。
また、残留応力除去ばかりでなく外観、多少の耐食性を改善するための目的で 用いられる場合もあります。
内径、外径又は中心径の実測値の平均を言います。
所定のばね特性や使用状況などにより、並列に組み合わせることを言います。
素材のひずみ除去又は電気めっきや酸洗後などの水素除去を目的として行う熱処理を言います。
素材のうちに恒温変態処理し、組織をベーマイト組織にした帯状の薄板材のことを言います。
一般的には、厚みが0.4~0.8mm程度で、硬さは320~450HV程度のものです。
焼入帯鋼に比べて成形性がよく靱性に富んでいます。
一般的に0.5~0.7%Cの炭素鋼が用いられます。
ばね、ゴム、合成樹脂などにある荷重を負荷し、変形を与え次いで荷重を取去り放置しても 完全に原型に戻らないで残るひずみのことを言います。
ばねの場合、静的、動的、温間へたりがあります。
金属に錆が発生するのを防ぐことを言います。
一般に、めっき、塗装、防錆油などの処理を施しています。